コンラッド・タオといえば十代では世界で最も才能のあるピアニスト・・・かどうかはわからないが、もっとも有名な存在ではあるでしょう。ヴァイオリンも上手で、ある晩のコンサートで、まずメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲でソロを演奏したあと、次にピアノ協奏曲を弾く、などといった離れ業も披露しています。でも最も力を入れていそうなのが作曲で、十代前半のころからオーケストラ曲や弦楽四重奏曲を含め数多くの曲を発表しています。今は米国のダラス交響楽団からJFケネディ暗殺五十年についての曲の委嘱を受けているようです。・・・そんな彼の演奏がネットで聴けるのをたまたま見つけ、ちょっと聴いてみました。曲はベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番で、指揮はズーカーマン。うちのラップトップPCの音では細かいところまでは判断しずらいが、第二楽章の深い表現などうならせます。これを録音した2012年秋に彼は十七歳でしたが、当時彼はアムステルダム・コンセルトヘボーやパシフィック交響楽団などとラフマニノフ三番、グリーグ、ガーシュイン第二ラプソディなどの協奏曲を弾きつつ、NYエヴァリーフィッシャーホールやモントリオールやメキシコなどでリサイタルを開き、香港交響楽団で自作の世界初演があり(本人は忙しすぎて出られず)、といった日々をすごしつつ大学の試験をうけたりしていたそうです。http://www.artsalive.ca/collections/nacmusicbox/en/?_escaped_fragment_=%252index.php%3Fpageid%3Dhome#!/index.php?pageid=home
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March 2022
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