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ベートーヴェンの「大公」

6/11/2013

1 Comment

 
週末になるとシンフォニー・サロンでは色んな音楽活動が繰り広げられます。「どういうお客さんが多いですか?」などときかれることがありますが、本当に千差万別ですし、私が全てを把握しているわけでもないので、何とも答えようがありません。皆様、本当にありがとうございます!

日曜日は夕方にピアニストKさんらがピアノトリオの練習に来られました。ちょうど加藤正人さんに調律をしていただいた翌日、というベストタイミングです。KさんによるとシンフォニーのNYスタインウェイBは「低音の重みが特に優れている」とのことでした。近々ベートーヴェンの大公トリオを演奏されるとのことで、昨日は第一回目の練習。その後に三人の奏者プラス私で、ちょっとした「大公談義」が繰り広げられました。

Kさんは室内楽を良くやられますが、大公をちゃんと弾くのは意外にも今回が初めてだとのことでした。「どうもしっくりこないところがある」こう言われます。実は私も正直言って大公の良さが今一つわからない面があります。第一楽章をスケール感だけで押そうとするとあまりにも単純になってしまいそうに感じるし、最終楽章のあの軽い感じが曲の締めくくりにふさわしいのか、特にあの第三楽章に比べてどうなのか・・・等々を考えます。

その時の会話をちょっと抜粋しておきます。

「大公という名前は、単に大公に曲を捧げたために呼ばれているだけでしょ?」
「そう。もし農民に捧げたら「農民」と呼ばれるようになったかも」
「だから「大公」という言葉のもつイメージにとらわれ過ぎるのは間違いということだね。」
「今まであの曲がどうも良く理解できなかったけど、エドウィン・フィッシャーらの録音を聴いて疑問が氷解した。例えば終楽章は普通よりもっとじっくりと丁寧に演奏することで説得力が生まれる」
「確かに、多くの演奏家はあの終楽章を必要以上にリズミカルに派手目に弾いて曲を盛り上げて終わろうとしているように思う。」

幸いなことにエドウィン・フィッシャーの録音はユーチューブで公開されています。私も遅ればせながら聴いてみました。大公の録音というとピアノとヴァイオリンとチェロの三人の大家が「我こそは」とがっぷり四つに組んだ演奏スタイルがすぐに浮かびますが、この演奏は違います。力強いというよりも滋味深い。

エドウィン・フィッシャーというと反射的に「バッハの平均律」と思ってしまいますが、もう一度色々聴いてみないと。

PS そういえば、大公といえば村上春樹ですね。大公をYoutubeでチェックすると、コメント欄にMurakamiの名前がたくさん踊っています。クラシック音楽に対しての彼の貢献はすごいものがありますね。





1 Comment
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1/23/2021 05:54:53 pm

Hello mate nicee blog

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    シンフォニーのオーナーです。

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