新国立劇場のパルジファルの初日を聴きました。長くて難解とされるオペラですが、堪能しました。まずクプファーの演出が面白い。光の道で度肝を抜かれましたが、他にも僧侶が出てきて仏教を暗示させたり、と仕掛けがいっぱい。歌手は皆良かったが、中ではクンドリとグルネマンツが素晴らしかった。クンドリ役のヘルリツィウスは声量はそれほどではないかもしれないが、難しい役柄を的確に表現していました。飯守+東フィルは長丁場を高レベルの演奏で締めてくれました。今日のパルジファルみたいな公演が新国立劇場で観られるのならば高いカネを出して外来オペラを観に行かなくても良いかも、などと思いました。でも、今日のは相当に金がかかっていますよね、舞台も凝っているし。(ちなみに個人的にはパルジファルの話がますます謎めいてきてしまいました。特にキリスト教との関係。勉強せねば・・・。)
|
Authorシンフォニーのオーナーです。 Archives
September 2022
Categories |