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十代のピアニスト・作曲家

3/26/2013

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コンラッド・タオといえば十代では世界で最も才能のあるピアニスト・・・かどうかはわからないが、もっとも有名な存在ではあるでしょう。ヴァイオリンも上手で、ある晩のコンサートで、まずメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲でソロを演奏したあと、次にピアノ協奏曲を弾く、などといった離れ業も披露しています。でも最も力を入れていそうなのが作曲で、十代前半のころからオーケストラ曲や弦楽四重奏曲を含め数多くの曲を発表しています。今は米国のダラス交響楽団からJFケネディ暗殺五十年についての曲の委嘱を受けているようです。・・・そんな彼の演奏がネットで聴けるのをたまたま見つけ、ちょっと聴いてみました。曲はベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番で、指揮はズーカーマン。うちのラップトップPCの音では細かいところまでは判断しずらいが、第二楽章の深い表現などうならせます。これを録音した2012年秋に彼は十七歳でしたが、当時彼はアムステルダム・コンセルトヘボーやパシフィック交響楽団などとラフマニノフ三番、グリーグ、ガーシュイン第二ラプソディなどの協奏曲を弾きつつ、NYエヴァリーフィッシャーホールやモントリオールやメキシコなどでリサイタルを開き、香港交響楽団で自作の世界初演があり(本人は忙しすぎて出られず)、といった日々をすごしつつ大学の試験をうけたりしていたそうです。http://www.artsalive.ca/collections/nacmusicbox/en/?_escaped_fragment_=%252index.php%3Fpageid%3Dhome#!/index.php?pageid=home
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March 24th, 2013

3/24/2013

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昨日はピティナの受賞者コンサートに行ってきました。ピティナとはピアノの先生の団体で、子供中心の年代別コンクールを主催しています。その金賞銀賞を受賞した俊英たちを中心としたコンサートが第一生命ホールで開催されました。出場者にはシンフォニー・サロンのお客さんも多く、私は出場した小学生のAちゃんの親御さんからお誘いいただいた次第です。

日本の子供たちのレベルは本当に高く、足台がないとペダルにとどかないような小さい子供がショパンなどの難曲をやすやすと弾いてしまいます。教育熱心で時間とカネを惜しまない親、我慢強く努力を重ねる子供、年代別コンクールで同世代を競わせるシステム・・・こういう条件がそろった、ということでしょう。ピアノは普通の学校の教科と違って変な平等主義がありません。個人の能力と習熟度によってどんどん先に進める、というのは本当に素晴らしいことだと実感します。

あとは、こういう能力をつけた子供たちを如何に本当の音楽家に育てるか、というのが次の課題でしょう。日本は初等教育・中等教育のレベルは高いのですが、その先の高等教育はどうでしょうか・・・。「二十歳過ぎたらタダの人」などという話にならないようにしないといけませんね。
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文章の上手な音楽家

3/14/2013

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芸術系で文章が上手い代表選手といえば、建築家、作曲家、彫刻家あたりでしょうか。彼らの創作活動での脳の使い方と、文章を書く時の脳の使い方には共通点があるのかもしれません(何の根拠もありませんが)。一方、文章を書くことがイメージしにくいのが演奏家。演奏家はその感性の魅力でアピールしているのであって知性は必要ないから・・・などということは決してないと思いますが、それでもオペラ歌手はもちろんホロヴィッツやハイフェッツのような人がいそいそと演奏解釈についての文章などを書いている姿、などというのはちょっと想像できません。そんな中で、他を圧倒していたのがチャールズ・ローゼン。彼について「ピアノと小脳のフュージョン」などと書いている記事がありました。http://standpointmag.co.uk/node/4883/full このなかで、彼の後継者は、という部分があります。その「候補」の一人とも目されるバレンボイム。彼がNYRBでベートーヴェンについてのエッセーを発表したので、ここに紹介します。内容はベートーヴェンの本質に迫るもので、彼の演奏から常に感じられる「普遍性へのあこがれ」と通底する気がします。そして、それ以上に感心したのがその文体。素直で肩ひじ張った所が一切なく、生き生きとしたリズムをもった文章は「さすが音楽家」と思わせます。彼の文章をもっともっと読みたい、と思うところですが、指揮者・ピアニストとして超多忙な人ですからね・・・。とりあえずは演奏に集中してもらうのが、世界の音楽ファンのためということなんでしょう。Beethoven and the Quality of Courage by Daniel Barenboim 




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ヴァン・クライバーンの訃報に接して

3/1/2013

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アメリカでアーティストとして「成功する」ためには、たとえクラシックの音楽家であってもエンタテイナーである必要があるかもしれません。指揮者でいえばストコフスキー、オーマンディそしてバーンスタインという路線。そしてピアニストではホロヴィッツと並ぶ名前としてクライバーンがいました。

テキサスの田舎の若者がピアノの才能を認められてジュリアード音楽院に入学したのが1951年。そして今や伝説となった1958年の第一回チャイコフスキー・コンクールでの優勝。当時はソ連が世界初の人工衛星を打ち上げた直後で、アメリカ人は意気消沈していました。そこにハンサムなアメリカ人の若者がソ連でのコンクールで優勝をさらってしまったのですからアメリカ人はこぞってクライバーンに喝采を浴びせたのも当然でしょう。コンクールの審査員はフルシチョフに「アメリカ人を勝たせても良いですか?」とお伺いを立てたが、「彼が一番上手いのか?それなら彼を一位にしなさい」との返答だったとか。(注:チャイコフスキー・コンクールは冷戦時代のソ連が、自らの文化的優越を示すために始められた。)

二十世紀アメリカを代表する二人の大ピアニストはロシアとの縁があります。その一人はホロヴィッツ(ウクライナ生まれ)。彼は80年代後半にモスクワとレニングラードでコンサートを行って熱狂的に受け入れられました。彼はその前後に二度の来日をしています。

そしてもう一人はクライバーンがチャイコフスキー・コンクールで優勝した前年にモスクワに行ったグレン・グールド(カナダ人)。戦後のソ連で演奏した北米人は実は彼が初めてであり、かつシェーンベルグやベルクという「(スターリンが大嫌いな)難解で反リアリズムの音楽」がかの地で演奏されたのもこの時が初めてでした。本当はこれこそ「歴史に残る」演奏であったはずだと思いますが、最も「成功した」のはクライバーンだったということでしょう。ともあれ「普通のアメリカ人が名前を知っていた」稀有のクラシック・ピアニストであったクライバーンに合掌。
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